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【Amazon おすすめ アニメ】Vinland Sagaは間違いなく名作【ガチンコ系中世ヨーロッパ物語】

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アニメ大好きなみなさまこんにちわ!(`・ω・´)

このすばよりも灰と幻想のグリムガルのような異世界転生系のほうが好きなジョン(@A_Man_of_Mask)です(´・ω・`)

今回はVinland Sagaっというアニメが面白かったのでみなさまにも紹介したいと思います。

 

 

 

 

まずこのアニメ、最近まで全然知らなかったのですが、

ベルセルクとタメはってもいいぐらいに面白いです

少なくとも私は、ベルセルクの黄金期編並には面白いと思いました。

ノンファンタジー寄りで政治的だったあの頃のベルセルクが面白いと思う人は

間違いなくVinland Sagaも楽しめます!

 

残酷で夢も希望も奪われるような物も心も貧しい世界…

非常な人間が笑い、真面目な人間が泣くうす汚い現実…

そんな過酷な世界で生きる人々が、

それぞれの楽園という答えを見つけ出すための冒険譚

このVinland Sagaになります。

 

 

Vinland Sagaのざっくりとした説明

 

 

Vinland Sagaの世界観の説明

時代:史実の11世紀初頭ヨーロッパ

 

舞台:最序盤はアイスランド、以降はイングランドが主な舞台

 

登場勢力:主にデンマーク人のヴァイキング及びデンマーク国 と アングロ=サクソン系のイングランド人

 

主人公:アイスランド育ちの元英雄の父に憧れる6歳の少年(最序盤)、途中から時系列が進み17歳のヴァイキング傭兵部隊の兵士になる。

 

物語:貧しくも平和で温かく過ごしていた村の少年だった主人公が、戦争/陰謀を通じて暗く残虐で悲観的な世界を目の当たりにしていく。

 

世界観:残虐な殺生与奪は日常的、裏切りや理想によって命を失うこともあるような虚しい世界。

 

人の好意や優しさが簡単に踏みつぶされる理不尽な世の中にブチギレる者もいるし、こういった世の中だからこそ理想だけは捨てない一部の人間もいる。

 

物語の本筋:楽園とは

悲惨な現実の中で楽園を探す物語

同じ人物だとは思えないぐらいの豹変ぶり。 これでも主人公です。

 

Vinland Sagaに登場するキャラクターはことごとく不幸な出来事に巻き込まれており、

常に強い恨みや願望に飢えている人だらけです。

 

平和な村で明るく過ごしていた主人公もある日を機にそういった人間に一人になります。

後に主人公と再開するアイスランドのお爺さんも、かつて明るく自分の冒険譚を聞いてくれていた少年の姿はなく、飢えた獣のような姿をした主人公を見て涙を流します。

 

このように、Vinland Sagaに登場する人々は、常に重い背景があります。

彼らはそんな非常な世界で苦しまぎれのように暴れまわったり、

悲観して閉じこもったりしてしまいます。

しかし中には、そんな非常な現実から抜け出して楽園ともいえる居場所を求める人々が現れます。

 

このVinland Sagaは、そういった楽園を求める人々の物語だと言えます。

最初はただの冒険譚だったおじさんの話から始まる

彼のことを戦えない臆病者だと笑う者もいたが、後に彼のような人こそが本当の戦士の一人なのだと知ることになる。

 

Vinland Sagaのわかると面白いところは、

物語の冒頭で語られるおじさんの冒険譚です。

 

おじさんの名前はレイフといいまして、

レイフは歴史上に実在する人物であり、

史上初めてヨーロッパからアメリカ大陸へ渡った人間だと言われています。

 

レイフは、命がけで渡った新大陸には戦争も奴隷もなく

まさに地上の楽園だったと語り、彼はその地をヴィンランドと呼びました。

 

当初はそんなものよりも戦争で手柄をあげる英雄譚のほうが好きだった主人公と村の子供達でしたが、

戦争の実体験や村の略奪などを通じてはじめて、レイフの語ったヴィンランドのすばらしさを知るのでした。

登場人物の誰もが不幸と絶望を味わう悲惨な物語

命懸けで守ってあげた子供に裏切られるようなことが日常茶飯事な世界

 

 

Vinland Sagaでは、様々な悲劇が巻き起こります。

目の前で父親を討ち取られる子供や、

怪我をしたときに助けてくれたお婆ちゃん相手に村ごと焼き討ちするような非道、

王の子供でありながら父親そのものに存在を疎まれ暗殺されそうになる者、

ヴァイキングの略奪品の1つであった女の間に産まれた子供、

そしてそういった世界を目の当たりにしてもなお救済がないことに絶望する神父等々、

 

そういった数々の悲劇がこれでもかと言わんばかりに起こり続けます。

あまりに悲惨すぎて途中で切ってしまうかもしれません。

しかしVinland Sagaは、そんな悲惨な世界を通じて導き出される結論にこそが意味があります

 

多くの絶望を通じて、登場人物たちはそれぞれの楽園を見つけることを考える

 

主要な登場人物は、主人公を含めいつかは(または最初から)自分のゴールを目指すことになります。

これがこのVinland Sagaの醍醐味となるわけです。

 

ある者は戦士として戦って死ぬことが楽園への道だと考え、

ある者はかつて存在した国家の復活とヴァイキングの滅亡を望み、

またある者は地上の楽園を実現化させるために自ら王とならんとします。

主人公も次第に、悲惨な世界を通じてかつての冒険譚に出てきた楽園ヴィンランドの実現を渇望するようになっていくことになります。

 

多くの人々が同じ絶望の場にめぐりあわせながらも、

それぞれの考え方でこの世界に楽園を見出そうとするわけです。

 

Vinland Sagaは、絶望を通じて視聴者に

「楽園とは何か?」

っと問いかけてきます。

 

もしもあなたが、そういった絶望を通じてしか得られない結論というものに興味があるのでしたら、

このVinland Sagaは絶対に面白い作品だと思います。

Vinland Sagaの良い所・悪い所

 

Vinland Sagaの評価

こういうのに興味がある人は絶対Vinland Sagaが好き(`・ω・´)

  • 史実が好き(特に中世のイングランド)
  • 男らしく戦うヴァイキング達の姿に興味がある
  • 命懸けの戦闘/戦争が好き
  • 陰謀渦巻く大人の政治的な駆け引きが好き
  • 甘えを許さない過酷な世界観が好き
  • 深く考えさせられるような人間ドラマが好き

 

一方、Vinland Sagaを観ていて辛くなるところ(´・ω・`)

  • 助けてくれた人を裏切るような理不尽な世界観
  • 穏やかな弱者がなぶられるような外道まみれの世界観
  • 登場人物にことごとくエゲつない背景があり、話が重い
  • 理想の為に(自分や大事な人の命といった)大事なものを失う苦渋の決断が多い

こういった残酷で救いのないような世界観が苦手な人は観ていて辛くなります。

しかし物語はその先にある答えを探しだすものなので、避けて通ることはできません。

 

私的感想:現実は辛いからこそ私達は楽園を探すべきである

楽園を望んでいくキャラクターの描写に注力したVinland Sagaではありますが、

楽園を求めているのは我々現代人も全く同じです

 

私達の世の中だって、辛い事、理不尽なことばかりです。

やり方が違うだけでブラック社員と奴隷は本質的には変わりません。

 

そういった地獄のような世界に失望していくのは、現代も日常的に起こっています。

選挙だってどこの国ももう「まともな人がいない」といって嘆いてばかりです。

日本のみならず、アメリカでもイギリスでもロシアでもそんな状態です。

 

Vinland Sagaはそんな私達に、

「自分の楽園を探せ」

っと訴えているように受け取れました。

 

そして1つ面白い事を、物語を通じて気づかされました。

楽園というのは、深い絶望を経験しなければ見えてこないものなのです。

Vinland Sagaにおいて楽園を目指す人々はみんな、

必ず何かといった深い思いがあります。

多くの人々は過去の無念や悲しみ、怒りといった負の感情です。

(皮肉にもポジティブシンキングで楽園/ヴァルハラを目指しているトルケルのような人物が狂人にしか見えないのも、この世界がいかに絶望的なものかを物語っているようにも思えます。)

 

あなたが今、楽園というものを求めていないのだとすれば、

もうすでにそこが楽園でありゴールなのだからかもしれません

我々は不満こそ多少はあれど、それでもVinland Sagaの人々のような飢餓感や絶望感はありません。

楽園を目指したいと思うようになるには、あれぐらいの絶望が必要なのかもしれません。

 

 

主人公の父親であり戦場の鬼と呼ばれた英雄トールズは、

「本当の戦士に剣はいらない」

と悟りました。

おそらくこれこそが楽園に到達した人間の考え方なのだと思います。

 

戦士とは、理想のために戦うのが本質的な在り方です。

それがいつの間にか理想のためという目的を失い、戦うという手段のほうが目的となっていました。

だからヴァイキング達はいつまで経っても理想を得られませんでしたし、最期は悲惨な人生ばかりだったのです。

 

トールズは本質である理想を望む姿勢を失いませんでした。

何故ならば、彼には本当に大事なもの(家族)ができ、それを守ることが理想となり、

その理想を守るために剣を握って暴れまわることはむしろ良くないことだと気づいたからです。

実際、彼は再び剣を握ることを強制されるまでの15年間、家族と暖かく過ごせ、村人たちにも信頼され豊かに過ごせていました。

 

本当の戦士とは、理想のために努力をする人なのではないでしょうか。

そうだとすれば、トールズはきっと私達に、

理想のために戦える本当の戦士になれ

と訴えるかと思います。

 

不満から転じて楽園を見つけだす…

これも一つの

理想のために戦う本当の戦士の発想なのかもしれません。

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